孤狼と月 フェンネル大陸 偽王伝
2004年12月7日 読書
◇本紹介
孤狼と月 フェンネル大陸 偽王伝
ISBN:406182371X 新書 高里 椎奈
講談社 2004/05/11 ¥819
またまたお久しぶりの本紹介です。
正直今回は購入予定の無い物を購入したのですが、その購入意欲をくすぐったのは、見てのとうり表紙の水彩画の見事さです。
私自身、本を表紙や挿絵で購入対象に選ぶ人なんで、ついつい買っちゃったんですが、正直講談社ノベルズってのは文字数少ないのでコストパフォーマンスは悪いです。
中央公論社のCノベルズを見習えって言いたいんですけど、本の紹介とは関係ないので今回は割愛(笑
さて、ざっとストーリーを斜め読みすると、主人公(少女)が王族という地位から親族の裏切りにより罪人、島流しを経て今まで自分が知っていた世界(政治、常識)が偏った偏見と先入観で教えられていたと知り、新たな出発点として生き始めるまでを描かれた物なんですが、非常にオーソドックスにまとめられており、まずまず読み手からすると及第点をプレゼント出来る一品ですね。
この著者の書物は初めて読んだので、まだパターンを割り出しきれてないんですが、非常に変わった人だなと思っている。
というのは戦場のシーンがあるのですが、前衛、後衛や、補給、物資、陣形と言った細かい点に触れる時もあれば、少々人物を理解するために必要なバックストーリ(説明系)をすっぽりと割愛してる部分もあり、微妙に・・・・本当に微妙に例えばパズルの風景画が完成した時にパーツが一個足りないって感じにさせられる。
喉元に骨が刺さったというか・・・なんか違和感を感じさせる文体なんですよ。
それはそれとして、主人公がどんな世界を見、成長していくかはとても楽しみです。
特に王制の国から民主制、共和制等などへ移ると感じ方、考え方が大幅に違うと思おうので、その中で自分の中にどう取り込み、主人公の人格形成に寄与していくのか、そしてその中で、どんな冒険があるのか非常に楽しみです。
お勧め度としては正直既に第二巻「騎士の系譜」を読んでるので、第一巻だけなら太鼓判を押してお勧めできるのですが・・・・二巻を読んでからは著者に振り回されてもついて行ける方、本は本として読む事に徹する事が出来る方には暇つぶしとしてお勧め。
ただし、登場人物等に感情移入される方、想像の逞しい方向けには、残念ながら落胆が大きいと思うのでお勧めできない。
今はね。
何故評価が極端に変わったのか。。。
それは第二巻の紹介に続きます。。。(ぇ
孤狼と月 フェンネル大陸 偽王伝
ISBN:406182371X 新書 高里 椎奈
講談社 2004/05/11 ¥819
またまたお久しぶりの本紹介です。
正直今回は購入予定の無い物を購入したのですが、その購入意欲をくすぐったのは、見てのとうり表紙の水彩画の見事さです。
私自身、本を表紙や挿絵で購入対象に選ぶ人なんで、ついつい買っちゃったんですが、正直講談社ノベルズってのは文字数少ないのでコストパフォーマンスは悪いです。
中央公論社のCノベルズを見習えって言いたいんですけど、本の紹介とは関係ないので今回は割愛(笑
さて、ざっとストーリーを斜め読みすると、主人公(少女)が王族という地位から親族の裏切りにより罪人、島流しを経て今まで自分が知っていた世界(政治、常識)が偏った偏見と先入観で教えられていたと知り、新たな出発点として生き始めるまでを描かれた物なんですが、非常にオーソドックスにまとめられており、まずまず読み手からすると及第点をプレゼント出来る一品ですね。
この著者の書物は初めて読んだので、まだパターンを割り出しきれてないんですが、非常に変わった人だなと思っている。
というのは戦場のシーンがあるのですが、前衛、後衛や、補給、物資、陣形と言った細かい点に触れる時もあれば、少々人物を理解するために必要なバックストーリ(説明系)をすっぽりと割愛してる部分もあり、微妙に・・・・本当に微妙に例えばパズルの風景画が完成した時にパーツが一個足りないって感じにさせられる。
喉元に骨が刺さったというか・・・なんか違和感を感じさせる文体なんですよ。
それはそれとして、主人公がどんな世界を見、成長していくかはとても楽しみです。
特に王制の国から民主制、共和制等などへ移ると感じ方、考え方が大幅に違うと思おうので、その中で自分の中にどう取り込み、主人公の人格形成に寄与していくのか、そしてその中で、どんな冒険があるのか非常に楽しみです。
お勧め度としては正直既に第二巻「騎士の系譜」を読んでるので、第一巻だけなら太鼓判を押してお勧めできるのですが・・・・二巻を読んでからは著者に振り回されてもついて行ける方、本は本として読む事に徹する事が出来る方には暇つぶしとしてお勧め。
ただし、登場人物等に感情移入される方、想像の逞しい方向けには、残念ながら落胆が大きいと思うのでお勧めできない。
今はね。
何故評価が極端に変わったのか。。。
それは第二巻の紹介に続きます。。。(ぇ
コメント