耶律楚材

2004年2月19日 読書
◇本紹介

耶律楚材
耶律楚材〈上〉草原の夢 リンク絵

ISBN:4087740692 単行本
陳 舜臣 集英社 ¥1,553

この人の名前を見たのは、光栄のゲームで「蒼き狼と白き雌鹿ジンギスカン」
というゲームである。

この中で凄く能力が高く、どんな人物だろうと興味を持って、探し始め購入。

宋朝末期からモンゴル帝国時代の人物ですが、本人は契丹族 遼東丹王の
八代目の子孫という由緒ある家柄の出。
父親からこの名前をつけられたのですが、名前の意味が宋以外で役立つ人材
という意味であることから、父親が既に宋朝を見放し、息子の未来をある程度
予見していたのではないかと思わせる内容でした。

内容はそんな華々しい物では無く、彼個人の生き方、そして激動の時代に
苦しい生活を行っていたかが主流で、当事モンゴルに仕官する際、
長春真人というライバルが存在し、仕官のお呼びがかかったのは
長春真人の方が先で、その辺の葛藤と人々の心の動きが書かれています。

最後にはモンゴル帝国宰相まで躍進し、自身の能力を発揮できる地位に
つけたのですが、偉人というのはほんとに艱難辛苦という出来事を
見事に乗り切り、自分の未来を切り開く力に満ち溢れているな〜と
感心する事ばかりです。

あれですね、辛いからってなげちゃだめ。
辛抱強く努力すればいつか報われるって事ですね。

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